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LIVE REPORT

CORE ZONE

20 August 2001 at Bluse Alley Japan


充実した表現と卓越したテクニックで最高のアンサンブルを聴かせる


この日のファーストセットはプロモーションビデオ撮りが入り、いたるところにビデオカメラが設置されている。レール式の移動ビデオまで設置されるというかなり大掛かりな撮影だ。暗くなって場内後方よりメンバーが登場。

洗練されたお洒落な雰囲気の「Better Days」。メロウはフレーズを奏でながらも大橋のギターはハッキリと自己主張する。一転してノリのよい「Next Break」。ビデオ撮りのせいか、ふだんとは違う緊張感が漂う中で、各メンバーともより集中力が増しているようだ。バランスのとれたアンサンブル。全体をしっかりと支えるリズム隊。そしてメンバー間のコミュニケーションも抜群。とにかくのびのびと弾きまくる大橋のギターは聴いていて楽しくなる。

「Edge Of Earth」重みのあるハードな「Edge Of Earth」、鋭く打ち据える則竹。村上はやわらかなタッチで、そして絶妙のバランスで、ビートを繰り出す。そしてこのセットの山場「Paradigm Sift」。野崎の気合の入ったソロは見事で大橋のギターも火を噴く。則竹も切れ味のある多彩なドラミングを披露。各自がそのスペースを存分に使って自由にあばれる、聴き応えのあるソロの応酬は圧巻。

熱気の増した会場を鎮めるような「水面の月」は一音一音丁寧に奏でるエレピが印象的な美しいスローバラード。大橋のギターを弾く姿は真に迫るものがある。

 


上、左より 村上聖(B)、則竹裕之(D)
下、左より 野崎洋一(Key)、大橋イサム(G)

セカンドセットは会場をなごませるMCからスタート。GとBの掛け合いが粋な「No More Direction」。ほぐれた感じでスタートしたこのセット、曲が進むにつれて演奏も熱さを増していく。「Key」ではエレピとドラムとの掛け合いが絶品!

ベースがゆったりとしたメロディラインを奏でる新曲を披露したあとは「CORE ZONE」。キレがよい、ファンキーにループするリズムの上で随所に名曲のパロディーが飛び出す。遊び心満点だ。インプロヴィゼイションも聴き応え十分。一部の緊張はうそのように、会場全体が笑い、なごむ。則竹の各プレイヤーに対する反応は抜群。フレーズの流れ、リズム、一音一音に見事に対応し、鋭く切り込んでいく。ビート感を持続させながら巧みなベースラインを刻む村上。野崎はピアノがうまい。ギターとの掛け合いもGOOD!スタンダードあり、サンタナあり、メンバーと客が思う存分遊んだ(遊びすぎ?)の「CORE ZONE」。

鋭いギターカッティングから始まり、そのままアップテンポをキープして「U-25」に突入。このベースソロは凄かった。テクニック、リズム、そしてビート。アップテンポで強烈なビートを保ちながらの超絶技巧は目をみはるものがある。アンコールはロック調の「Objection」、最後までスピード感あふれるプレイでフィニッシュ!

都会的で洗練されたフュージョンサウンドからハードなロックまで、充実した表現と卓越したテクニックで最高のアンサンブルを聴かせるCORE ZONE。気分よくノレる、明るいさわやかなバンドである。

 

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SET LIST

First Set)
1. Better Days
2. Next Break
3. Edge Of Earth
4. Paradigm Sift
5. 水面の月

Second Set) 
1. No More Direction 
2. Key 
3. (新曲) 
4. Core Zone
5. U-25 

Encore)
Objection
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取材協力 Bluse Alley Japan
Report & Photos by A.Matsuzaka

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